情報源
最近はニュースソースが分散化して、追いかけるのが大変になっています。ホームページ、メーリングリスト、掲示板、ブログとRSS、twitter、YouTube、codecentralとsourceforgeとgoogle codeとgithub、docwiki、公式と社員とユーザーなど色々あって、贅沢な悩みなのかもしれませんが、ちょっと疲れます。

全体はともかく1箇所の情報量が減っていて、例えばブログ全盛期に頼りにしていた、DelphiFeedsの勢いが落ちているのが気になります。twitterも良し悪しで、反応が返ってくるスピードは素晴らしいのですが、情報密度が低いことと情報蓄積がしにくく取りこぼしが多い点が悩みです。動画はとても分かりやすいのですが、飛ばし読みが出来ないので時間がかかります。

日本はdekoさんやgesourceさんなどデベロッパーキャンプの講師の皆さんや、Mr.XRAYさんのような有力ユーザーの皆さんがホームページやブログを続けていて、まとめ情報をきちんと出してくれているので、世界的に見ると恵まれていると思います。海外は社員の入れ替わりで人間関係が崩れてしまったのか、TeamBが目立たなくなったり、Dr.Bobさんの講師業がヨーロッパ限定になったり、一時と比べると目立つ人が居なくなったような気がします。

ロードマップ
私が不勉強なだけでしょうか?分社売却騒動の頃と比べて状況が落ち着いたので、あまり聞かなくなったような気がします。最新のロードマップは2011年9月版でしょうか?デベロッパーキャンプの情報によると、XE3でC++Builderの64ビット化を行うそうです。Androidの対応も今年でしょうか?3月の「Delphi 2012 Survey」に参加しなかったので、良く分かりません。

事例
unicode化の反響は大きくて、2ちゃんねるブラウザの「JaneXeno」のように、delphi2009でリニューアルした物を見かけます。マイクロソフトに買収されたSkypeも引き続きdelphiを使用しているようです。hiderinさんはdelphi xe2で「約16年前に作った社内向け業務アプリを、現在の環境に適合するように作り直」したそうですDAUが数十万人もあるtwitterクライアントの「janetter2」は、WebKitを呼び出す部分にDelphiを利用していると言うお返事を頂きました。クロスプラットフォーム開発については、オーストラリアの国税庁がFireMonkeyを使用して、MACに対応するかもしれないという噂を聞きました。打倒QTですね。
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製品
2009年から2012年の間に、delphi 2010(Weaver)、delphi xe(Fulcrum)、delphi starterdelphi xe2(Pulsar)の4つの製品が出ました。delphi 2010はタッチ機能やDirect2DなどのWindows7の新機能に対応し、delphi xeにはAQtimeなどのサードパーティー製ツールが沢山付きました。delphi starterはソースは付いていませんが、Turbo Explorerでは出来なかったコンポーネントのインストールが出来るようになりました。visual studio standard 2008と同じ値段で、機能的にはDelphi6 Personalと同等以上の製品が、ようやく出た事になります。delphi xe2は64ビットとクロスプラットフォームに対応し、3Dプログラミングが出来るようになりました。xe2版のdelphi starterも続いており、FireMonkeyでちょっと遊んだり、休日に動かすだけなら、お買い得な製品になっていると思います。2009年頃から、delphi7以前の昔のdelphiをターゲットにした「W32.induc」のようなウィルスが世界的に出回るようになり、そろそろ買い換えた方が良い感じです。

コンパイラとデバッガ
delphi 2010でスレッドを指定してブレークポイントを設定できるようになり、delphi xeからはデバッグビルドとリリースビルドを分ける事が出来るようになりました。delphi xe2ではunicode化以来の大幅改良がなされ、64ビットに対応し、Mac OS XやiOSにも対応しました。

コンポーネントとライブラリ
delphi2010ではジェスチャなどに対応し、delphi XEでは正規表現などのRTLの改良がありました。delphi xe2ではVCLスタイルを設定できるようになり、VCLと並ぶ新しいフレームワークのFireMonkeyが加わりました。delphi 2010以降、TStringBuilderやIOUtils、FireMonkeyのLiveBindingsなど.net風の物が増え、RTTIもだんだん.netっぽく成っています。データベースはDataSnapを強化し、モバイルやクラウドにも対応しています。

IDE
delphi 2010では検索機能を強化し、IDEインサイトを導入しました。Tools APIが整備され、delphi xeではSubversionを使えるようになりました。delphi xe2ではクロスプラットフォーム向けの拡張が行われました。

書籍とドキュメント
Delphi 2009 Handbook(2009年)の後に、Delphi XE2プログラミング入門(2011年)が出ました。docwikiはサンプルコードがだいぶ増えましたが、現在も発展途上です。

企業と開発チーム、日本法人
Borlandブランドはついに消滅しました。しかしエンバカデロ・テクノロジーズは開発ツールへの投資を続けていて、RAD PHPの開発会社であるqadram softwareやFireMonkeyの開発会社であるksdevを買収しました。IDEの開発はスペインなどの欧州で行い、米国ではコンパイラの開発を行う体制(2011年9月)をとっているようです。David IさんやMichael Swindellさんなど偉い人は残っていますが、Nick HodgesさんやJohn Kaster、Michael Rozlog、Andreano Lanusseさんなどの米国の古株技術者は徐々に退職しています。田川さんは活躍しているらしく、時々ツイッターで見かけます新井さんのツイッターもありますよ!日本法人は藤井社長をはじめ、米澤さんや高橋さんが頑張っていて、3ヶ月に1度の「エンバカデロ・デベロッパーキャンプ」の開催やオンラインセミナー、展示会への出品、ブログやツイッターでのサポートを行っています。最近のdelphiの販売キャンペーンは中だるみせず、次々と手を打ってきます。そのせいか日本のRAD Studio XE2の売れ行きは、世界的に見ても良かったそうです。
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運営 | 2010/09/17(金) 07:21 ...Edit
久しぶりに現況報告です。RAD Studio XEを購入し、1ユーザーとして気楽に活動中です。最近はtwitterでつぶやいています。twitterにはA7Mさんや中村先生など有力ユーザーも多数参加されていますのでお薦めです。

ブログのメンテナスは最近ようやく終わりました。某所@so-netを統合し、記事を完全に移転しました。某所フィード集は、Bloglinesのサービス停止により終了します。
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運営 | 2009/07/31(金) 00:00 ...Edit
某所は終了します。
長年のご愛読ありがとうございました。

終了の理由としては第一にブログに飽きました。第二にブログとして歴史的役割を終えたと感じています。

某所を始めた2005年当時、Borland はお家騒動の真っ只中。メーカーからの情報提供が不足し、ネットではネガティブなデマが飛び交っていました。2004年のDelphi2005 の発売。2005年のBorland の分社売却。2006年のVista 発売とDelphi 界が騒然とする中で、某所は中立的な立場からソースを明示し、信頼できる情報を提示することを心がけました。

しかし現在は流言飛語が飛び交うような状況は収束しています。義勇軍としての某所の役割は終わりかなと思います。

今後は1ユーザーとして、気楽にやって行こうと思います。
Delphi のますますの発展を望みます。ありがとうございました。
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Delphi | 2009/07/01(水) 07:20 ...Edit
6月はニュースの無い月でした。

エンバカデロの社長が、64ビット化よりクロスプラットフォームを優先すると発言しましたが、続報は無しです。
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